水分子に詳しい

思ったことを適当に溢していくと思います

散り歩きをしました

 ご卒業おめでとうございますわ
 はてなブログのアカウント自体は271日くらい前に作っていたみたいですが、書くことがなく、放置していました。今日散り歩きをするということで書いてみようと思い。
 散り歩きをしました。散歩の語源については、歩いているとわだかまりが散り散りになるからではないかという考えを以前友人にいったことがありますが、実際は遊説、遊牧の「遊」のような、あちこちゆく意味が散にはあるというような結論たりました。
 なるべく知らないところに行きたいと思い、近くの線路の、終点の方昔プールに通った駅の方に行けるだけいこうと思い。全然知らないところじゃない。
 山の方に歩いているつもりでもなかなか山に着かないことを二三度繰り返し、一駅分の歩行。白い花の木の公園を過ぎ、見たことのあるお寺をみつけた。そのお寺を右に曲がり、そうするとよく知っている道につきそうだったので引き返し、お寺にいた大きい仏像を遠くから盗撮した。とてもいけないことだとおもう。それから線路を追えなくなり、諦めてお寺の左、直進すると、見たことがある神社。階段を上り、門。迫力。帽子を脱いでくぐる。静かに張り詰めた空気は僕以外誰も含んでおらず、木造のたてものは威厳で僕の腹を圧迫していた。お賽銭箱に10円をそっと入れ、礼だの拍手だのうろ覚えの動きをした。その間は何も考えないようにした。ただ5時のチャイムはなっており。
 神社を出、この辺りを歩いている人は皆この辺りの人なのだろうかと思いながら適当に歩行を続けると線路を見つけ、そのままふたつめのえきについた。そこは人生の最初の最寄り駅だったので、懐かしい駅舎と、お菓子などを買ったスーパーがあった。ため、神社依頼の腹の感は収まらなかった。
 そこから再び線路沿いに歩くと道はまた線路からそれ、舗装された道はサイケな曲がりトンネルになった。そこで制汗剤と汗の混ざったよくある匂いの少年三人とすれちがい、彼らはよくわからないことを言っていた。
 トンネルを出るとよくわからぬ道、線路の気配はなく、横断できそうにない道だったので、沿って歩いていると、横断できそうなところがあった。そこには桜っぽい花をつけた木が立っていた。道をわたり、青いテニスコートと夕陽があり、よくわからないところから離れたくて知っていそうな方に歩いた。ぐるぐるとした螺旋階段のある円柱形の建物(貯水槽?)やひっくり返したらパラレルワールドになりそうな街灯があった。迷子になった。たくさんの土嚢が積まれた場所やぐりんぐりんしている木があった。ポケモン妖怪ウォッチのゲームのいつでも取り出せる自転車があったらいいな、や、どこでもドアと取り寄せバッグの本質はたぶん同じだな、早く知ってる町に着きたいな、を思ってパラレルワールドの街灯をあるいている。
 知ってるかもしれない公園に入り、地図をみるとそこは知ってる公園の一部だったとわかった。まもなく知ってるその公園の知ってる部分に到着した。やわらかくなった。空は平均して藍色より暗いくらいだった。そこからは知っている道を通って帰った。
 星が見えましたが何という星か分からず、またすれ違っている人からしても僕は何者なのかわからないだろうと思いました。月はとても薄かった。